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口蹄疫 中国全土に蔓延

2010年05月19日

【新唐人2010年5月19日付ニュース】中国全国で蔓延している口蹄疫。しかし情報は封鎖され、病死した豚は近くの河に捨てられるか、安価で食用に売られているそうです。

養豚業者によると、口蹄疫は中国全土に蔓延しているものの、感染情報は封鎖されているそうです。
 
江蘇省の養豚業者・徐さん
「口蹄疫は全国で見られる。広東省は非常に深刻だが、公表されていない」
 
また、養豚場の病死した豚の処分方法も明かします。
 
江蘇省の養豚業者・徐さん
「ワクチンは効かない、消炎剤や抗生物質を打つだけ。消毒薬を塗ると三日で治る。だが、ウイルスは消えない。病気を隠して豚が成長したら売り払う」
 
情報によると、河北省の複数の県で感染が広がっていますが、情報は公表されず、病死した豚は近くの河に捨てられるか、行商人に安く売られるそうです。地元の養豚業者は、「死んだ豚は全部他の地方に売る」と言います。
 
河北省の養豚業者 徐さん
「沢山死んだが、死ぬ直前に売る。専門に買う人もいて、皆不安がっている」
 
河北省の養豚業者 羅さん
「蔓延がひどい。暑いから、豚の頭 、足に水疱が出る」
 
4月中旬、甘粛省臨夏県での口蹄疫では、2,000頭あまりの牛と豚が処分されましたが、20日後、ようやくメディアはこれを報道しました。2月末も、広州で8382匹の豚が処分されました。
 
新唐人記者がお送りしました。
 

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